ニールズヤードのスクールでの講座やプライベートレッスンなどでいつも思うのは
「繊細なタッチング」
についてきちんと伝えきれていないなということです。
タッチング以外にも伝えたい情報量が多すぎるということもあって、どしてもそこだけにフォーカスできないのでどうにかしたいなと思っています。
とても大切なタッチングの
クオリティ。
マッサージ初心者の方
セラピスト勉強中の方
はもちろんのこと
熟練のセラピストさん
でさえも
「手指の力み」
があります。
当然です。
レッスンでは、やったこともないことを行うし、手順も覚えないといけない、やることがたくさんあります。どうしても肩にも手にも力が入ってしまいます。
その先にリラックスした柔らかい手で相手の体の重さを受け止めるというのがあるのです。
先日、生徒さんから
「手の感覚について先生は絶妙」
というフィードバックをいただき
とても嬉しく思いました。
タッチについて伝えていないにも関わらず、ここを即座に感じ取ってくる方は
「おぬしはなかなかの使い手になるぞ!」と思うのです。
前述したように
熟練セラピストでさえも
手指が力んでいる方が多く、卓越したテクニックでそれらをカバーしているので手指の力みは気にならないのですが、とはいえ、そういう場合は腕や手指だけを使うパワーマッサージになりがちです。
そうするとセラピストの体に負担がかかってしまうのであまりよろしくはないですね。
またセラピスト自身が、自分の手指が力んでいることに気付いていないことも多いかもしれません。
そして、お客様もベッドにお休みになられても全身が緊張して力んでいらっしゃる方も多いです。
それだけ、日々、緊張の連続なのです。
「力を抜く」
というのは簡単なようで実は難しい。
瞑想やマインドフルネスのような感覚になると力みは取れると思いますが、その瞑想などもなかなか難しい。
私は施術の中にエネルギーワークを取り入れています。
このエネルギーワークはお互いの緊張からの解放にぴったりです。
(お客様と自分自身の)
エネルギーワークのクラスでも
香りでリラックスできるようにとは
思っていますが、
それでも初心者の方は
ガチガチに緊張して力まれます。
防御性の緊張は当然です。
関係性が深まってくると
力みも取れてだんだん
手の感じが良くなってきます。
フェイシャルでも
ボディでも
手指の力みが取れると
タッチの質が格段に向上します。
また、相手の体の変化も
手で読み取れるようになります。
タッチングの質を高めるには
人にたくさん触れる(自分にも触れる)
というのが一番ですが、
エネルギーワークのように
繊細なワークが最も効果的かなとも思います。
なぜなら手指が力んで緊張しているとエネルギーが感じずらいからです。
タッチングクラス
というタッチをフォーカスした
レッスンでも考えてみようかなと
思う今日この頃です。
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