メーカーにより精油の香りは、異なります。原料原産地が異なれば、なおのことです。
原産地が同じでも農家さんが違えば、当然違いますし、蒸留所によっても異なります。
その違いを季節や気分によって楽しむことも多いです。
PRIMAVRA ORGANIC SPA TOKYOにいた頃は、PRIMAVERAの精油を使用していたので
他のメーカーの精油を使用することは滅多にありませんでした。
現在は、PRIMAVERAをベースとしつつ、他のメーカーの精油も利用しています。
そこで精油の変化、劣化、酸化について初めて気づいたことがありました!
精油やオイルを入れる遮光瓶は、販売されていますが、規格はよくあるものです。
日本国内のブランドの精油は大抵同じ遮光瓶、ドロッパー、キャップです。
PRIMAVERAの精油のガラス瓶は、独自のものです。特注で作っているため、他で同じものは手に入りません。ドイツにも流通していませんでした。遮光瓶のガラスに厚みがあり、しっかりとした作りになっています。キャップもチャイルドロックタイプです。チャイルドロックのキャップは、すぐに蓋が開かないような仕様になっています。その名の通り、お子様が蓋を開けて誤飲しないためです。
ガラスに厚みがありキャップがしっかりとしたタイプの遮光瓶に入っている精油は、香りの劣化が遅く、酸化も遅い!!!!です!!!
精油は蒸留直後がフレッシュな香りですが、だんだんと変化していきます。
ワインを熟成するように樽で精油を熟成させてから、瓶に充填することもあります。
例えば、イタリアのピエモンテの農家さんのラベンダーなどがそうです。
ラベンダーを蒸留した後、精油を2週間程度、寝かせるそうです。
時間と共に精油の香りが変化していきます。
ただ、熱が加わっていない圧搾法の柑橘類などの精油は、残念ながらどんどん揮発して劣化していきます。
遮光瓶に充填された精油は、分子が小さいので、どうしても揮発していきます。
ガラスが薄く、キャップも通常タイプですと、どんどん揮発していきます。。。。
なのでせっかく精油の質が良くても、充填されているボトルがよくなければ、品質が落ちていきます。とてももったいないことです。
PRIMAVERAがこだわって遮光瓶を特注している理由が初めてわかりました。
精油のクオリティが良いだけではダメで、その後いかに揮発、劣化、酸化させないようにするかも重要なのだなと。
こういうところで他との差が出るのだなと改めて感じました。
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