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続・力をぬく

  • 執筆者の写真: isensy spa
    isensy spa
  • 4月16日
  • 読了時間: 2分

更新日:5月16日

前回からの続きです。


体が緊張して力が入ってしまう場合に

どのようにしてリラックスさせるかということについてを。


最も簡単な方法は


「全身で力んだあとに」

「息を吐く」


です。


呼吸も自律神経に支配されており

息を吸うと交感神経優位

息を吐くと副交感神経優位

になります。


試していただきたいのが

息を吸った後に

思いっきり力を入れて

全身力むようにします。

この力いっぱいという動作は

ずっとは続けられません。

これ以上は体が壊れる!

というシグナルが出て

脳から脱力の指令が出ます。 

通常だとそう働くので

力を入れたあとに

息を吐くと副交感神経の

スイッチが入り、

さらに脱力します。


ちなみに

火事場の馬鹿力


というのは生命の危機を感じ

思いっきり力を出さなくては

ならない状況で

体が壊れるからそれ以上はダメ!

という脳のストッパーが外れます。

そうすると信じられないような

力を出せるという

仕組みになります。


話を戻しますと


お客様がガチガチに力まれている場合、

「一度、全身で力を入れてみて下さい」

とお声がけすることがあります。

その後、呼吸を誘導し

吐く息を長くしていただきます。


深い呼吸を促すと

体の緊張がほぐれます。

体の緊張がほぐれると

心の緊張もほぐれます。


それでもマッサージ中に

力んでしまうことがあります。

これは防御性収縮といって

無意識に力が抜けにくくなってしまう状態です。

力を入れたつもりはないのだけど

力んでいることは誰しも経験があるのではないでしょうか。


例えば、怪我や骨折をしたあとなどは、

その周囲の関節や筋肉を動かそうとすると、痛みを避けようとして

「痛くならないように筋肉を固くして動かないように」

と無意識で体を守ろうとします。


ではその力みを抜くために

どうすれば良いでしょうか。

サロンワークで最も実践しているのは

ロッキング!です。

お体を揺らします。


そして

「待つ」


です。

繊細に触って体を優しく揺らして

「待つ」です。


お客様がセラピストにお体を委ねてもらえるまで

「待つ」


・・・なんだか奥深い内容になってきましたね。


 
 

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