前回、エンベロープウイルスと精油についての考察をまとめましたが、精油がなぜ有効なのかもう少し述べたいと思います。
細菌の大きさはその種類にもよりますが、だいたい1ミクロンで1000ナノメートルくらいだそうです。そしてコロナウイルスは細菌よりも小さく大きさはだいたい0.1ミクロンで100ナノメートル。
精油分子はそのウイルスよりも更に小さく0.013ミクロンで13ナノメートルだそうです。
細菌1000nm > ウイルス100nm > 精油13nm
こうして並べてみると精油の小ささがよくわかるかと思います。
抗ウイルス、抗菌、抗バクテリアなど期待できるわけですね!
私たちは、精油の芳香分子をキャッチして脳に伝達するので、目に見えなくても香りとして感じることができますね。ウイルスは目に見えないだけにその存在に不安が増大しますが、芳香分子は香りとして捉えることができますので、その存在を確認できます。
ウイルスより小さいわけですから、精油も当然、細胞の中にまで入っていきます。鼻から脳へ、そして鼻から肺へ、そこから血液の中に行き、全身を循環していき、最終的には体外に排泄されます。
更に精油のすごいところは、刺激を与えたい臓器やホルモン、神経系などに影響を及ぼします。
また精油は瓶の中でも成分変化が起きます。精油瓶の中でワインのように月日と共に変化していくわけです。ブレンドした精油もオイルに希釈して瓶に詰めておくと同様に香りと成分が変化していきます。これもまたウイルスの精油への耐性という面からも有効に作用する側面でもあります。
こういった事を考慮するとやはり精油の癒しだけでないパワフルな可能性を感じます。
もちろん精油の毒性や刺激性なども考慮して使用していかなくてはなりません。
今回のコロナウイルスは上気道〜肺に炎症を起こします。
上気道(鼻〜喉)に良いとされている精油はやはりフトモモ科やシソ科の精油になります。
ユーカリ・グロブルス、ユーカリ・ラジアータ、ティートリー、ペパーミント、など。
これらを芳香浴や蒸気吸入、お風呂に入れても良いですね。
ウイルスが肺にまでいかないようこの上気道でなんとかウイルスの侵入を阻止したいですね。そのためにユーカリやティートリーに頑張ってもらいたいものです。
気管支〜肺によいとされている精油はマツ科のパイン、高山マツなどになります。
新型コロナウイルスでの肺炎は肺胞の上皮細胞に感染して細胞が壊れ、空気交換が出来なくなるようです。
パインや高山マツはその昔、中世の頃から肺炎の治療に使われていたそうで、胸にオイルを塗ると良いとされていました。咳止めなどの際の治療薬としても昔から使用されてきています。このマツの精油分子が肺胞を広げてくれ、呼吸を楽にしてくれるようです。
肺炎になった場合は、医師による治療は絶対に必要ですが、その前の段階の予防対策としてこれらの精油を使用していくことはとても効果的だと思われます。
肺にまで精油分子が届くわけですから、その前段階としてウイルスと精油分子が結合してくれれば抗ウイルスとなりえます。
ウイルス対策や感染症対策としてセルフケアのお勧めは
ユーカリやティートリーをベースとした精油での芳香拡散や吸入、植物油に希釈したブレンドオイルを作成し鼻や喉に塗布、マツを使用したブレンドオイルは胸や背中に塗布する、などです。芳香浴は毎日しても良いでしょう。
オイルをつけるのは夜寝る前など少し疲れを感じた時などラベンダーやベルガモットなどと合わせると良いでしょう。
体調により香りの感じ方も変わりますので、その都度香りを確認するのも良いでしょう。
同時に免疫にも刺激を与えますので体調管理にもとても役立つと思います。

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